赤ちゃん・子どものパスポート申請でヘボン式以外のローマ字表記を使う方法
「子どもが生まれたし、そろそろ家族で海外旅行に行ってみたい」――そんなパパ・ママに向けて、赤ちゃん・子どものパスポート申請のポイントをまとめました。
赤ちゃんにもパスポートは必要?
かつては親のパスポートに子どもの名前を併記することができましたが、現在では新生児であっても1人1冊のパスポートが必要です。
- 署名欄について
自署が必要ですが、名前が書けない年齢の子どもは親などが代筆できます。その署名がパスポートに記載されます。 - 有効期限は5年間のみ
20歳未満の子どもは10年パスポートは取得できず、5年間有効のパスポートのみとなります。
0歳で申請すると5年間はそのままの写真になるため、写真撮影は慎重に行いましょう。
名前のローマ字表記は原則「ヘボン式」
パスポートに記載される名前のアルファベット表記は、『基本的に「ヘボン式ローマ字」』が採用されます。
ヘボン式ローマ字とは?
幕末に来日したアメリカ人宣教師 ジェームス・カーティス・ヘボン が定めた、日本語の音をローマ字に変換するルールです。外務省でも長らくこの方式が使用されています。
ヘボン式以外も使えるケースとは?
現在では、以下のような場合に非ヘボン式ローマ字も認められることがあります。
- 外国人風の名前を付けるケースが増えているため
外務省の案内によると、柔軟に対応する動きが広がっています。
注意点
- 一度登録した非ヘボン式表記は後から変更できません。
- 表記の申請時、「そのローマ字表記を使用している」ことを証明する資料(例:海外での出生証明書)が求められる場合があります。
- 東京都では資料がない場合、「変更しません」という誓約書の提出が必要になります。
名前の英語表記:ヘボン式 vs 非ヘボン式の例
日本語表記 | ヘボン式 | 非ヘボン式の例 |
---|---|---|
メイ | Mei | May |
ハル | Haru | Hal |
サラ | Sara | Salla |
ルイ | Rui | Louis |
海外での活動を見据えて、外国風の名前を選ぶ家庭も増えています。名前を考える際は、アルファベット表記も併せて検討しておくとよいでしょう。
まとめ
- 赤ちゃんでもパスポートが必要。写真と署名(代筆)に注意。
- 名前の表記は基本ヘボン式だが、条件付きで別表記も可能。
- 非ヘボン式を使う場合は、証明資料や誓約書が必要。
後悔しないためにも、アルファベット表記は慎重に選びましょう。
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